旅鉄「かる」の旅日記(鉄道、自動車、飛行機、宿)

鉄道や飛行機を使った旅レポートや日常感じた事を投稿

  • このブログは、旅鉄「かる」が旅した「国内」「海外」旅行及び、趣味の鉄道に乗った旅行記を掲載する目的で作成したものです。皆さんが旅に行った気分になれるようなブログを目指しております。
  • [NEW]2022/3 3月上旬にEXPO 2020 Dubai(ドバイ万博)に行ってきました。コロナのまん延する中で、行くか行くまいか悩んだことや、いざドバイ万博に行ってみて、どうだったのか。また後半はドバイの市内観光の様子も掲載する予定です。お楽しみください。万博初日から観たい方はドバイ万博初日からからご覧下さい。

鉄道ファンのための飛行機マイル講座(その1)

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 鉄道ファンの皆様も、時間上の問題や、そもそも鉄道で行けない場所等へ行く際、飛行機を利用する機会も時々あるのではないかと思います。

 私が友達から聞かれる質問で、マイルをどうやって効率的に貯めたら良いのか?(無料航空券に替えられるくらい貯めるにはどうしたら良い?)という質問をいただくことが多いので、2回に分けて飛行機のマイルのシステムについて説明しようと思います。

  •  飛行機の運賃が許認可制だった頃(マイルはなかった時代)

 私も、高校生の頃、夏休みになると北海道鉄道旅行の計画を立てて、その頃は青函連絡船津軽海峡を渡り、北海道入りしていました。ただ、どうしても時間とお金の関係から、帰りは千歳空港(その頃は新千歳空港ではなかった)からANAやJAL(当時はほかに日本エアシステム(JAS)があった)を利用して東京に帰る事もありました。

 昔話で恐縮ですが、その頃は、今の飛行機の「マイル」というシステムも、LCC(格安航空会社)もなく、運賃は当時の運輸省の認可で決まっていた時代でしたので、いつ買ってもほとんど同じ値段でした(確かANAでもJALでも値段は同じだったと思います)。

  •  運賃自由化とマイル、アライアンスの導入

  さて、時代を現代に戻して、今は、ANAJALには、飛行機の搭乗距離により、マイルというポイントのようなものを貰えるシステムは、皆さんご存知だと思います。日本で国際的に使えるマイルシステムを導入しているのは、ANAJALだけのはずです。他のLCCやフルサービスとLCCの間の立ち位置の航空会社はポイントのようなものは導入している会社もあるようですが、国際的には使えないと思います。))

 では、ANAのマイルを貯めるのと、JALのマイルを貯めるのとがどっちが得か、に関しては就航している都市間で、ANAJALも飛んでいる区間JALJALの子会社しか飛んでいない区間などがあり、よく使う航空会社を選んでくださいと言っています。

 また、飛行機に搭乗しないとマイルがもらえないという誤解がありますが、「陸マイラー」と言われている飛行機に乗らずにマイルを貯めて、無料で搭乗することが可能です。私も出張等でしょっちゅう飛行機に乗る訳ではないので、部類としては陸マイラーになるのかなぁと思います。

 陸で貯める方法の詳細は次回でお送りします。この回ではマイルの基本を既にご承知の方が多いと思いますが、解説します。

 ちなみに、アライアンスという、海外の航空会社と同じグループの航空会社だと、マイルが共通して使えます、というシステムがあります。ANAスターアライアンスJALワンワールドというアライアンスに属しています。ちなみに日本の航空会社で属している会社がなく馴染みがないアライアンスですがスカイチームというのもあります。

  • 日本の航空会社のマイルの有効期限

 皆さんがマイルを貯めてもしょうがないと思われる一番の原因が有効期限です。ANAJALも3年の間に使わないと、マイルの有

効期限が来て消滅してしまいます。海外では無期限の航空会社もあり、同じアライアンスの無期限の海外航空会社のマイルの会員になるという手もありますが。あまり飛行機に乗らない人にとっては大きなハンディです。

 技としては2つあり、先ほどもちらっと触れた「陸マイルで貯めて3年のうちに使う方法」と、期限が迫ったマイルを「ANAコインやeJALポイントといったマイルから交換できるポイント」にして、1年延命させる方法があります。コインやポイントは航空代金に充当できるため、現金の代わりとして使うことができます。

  • 一番お得なマイルの使い方

  ANAについてもJALについても言えるのですが、一番お得なマイルの使い方は、国際線のビジネスクラスの航空券に交換する方法です。例えば、定価だと格安運賃を選んでも往復40万円以上する羽田―シドニー便往復ビジネスも、マイルだと60,000~65,000マイルで行けます。ただ、難点はマイルで交換できるビジネスクラスの席数に制限があるので、かなり早めに予約をしないとマイルを使った予約ができません。逆に言えば、先にマイルで往復ビジネスクラスの予約ができる日程で旅程を組み、あとからホテルやらを予約していくスタイルになってしまいます。

 まだまだ海外は、という方は、ANAだと国内線普通席、JALだと国内線普通席かクラスJへマイル交換で搭乗することが可能です。こちらは片道でも往復でも使えます。こちらも国際線ほどではありませんが、マイルで予約できる席数に限りがあるので早めの予約をお勧めします。

 マイル交換の航空券の効力は意外に強く、よく早割だとか先得とかで予約をすると、指定できる座席がかなり限られますが、マイルで交換した座席だと、非常口座席等、人気がある座席も、予約時点で指定が可能です。また、事情で1本前の飛行機に替えてもらうこともできます(割引運賃だと変更できない)。

 

以上、簡単なマイルの仕組みと、期限の問題、お得なマイルの使い方について書いてきました。次回は、そもそもマイル自体がないと使えませんので、陸で貯める方法等を解説していきたいと思います。