■エミレーツ航空 ファーストクラス搭乗までの経緯
2021年8月31日までは、JALマイル でエミレーツのファーストクラスに搭乗できましたので、その方法で予約をしました。現在はJALのマイル交換ではファーストクラスへの交換ができません。ご注意下さい。
また、本当はエミレーツのファーストクラスのJALマイル交換枠がかなり少なく、予約に苦労しますが、ちょうどコロナの影響が出てきた時期でしたので、意外と簡単に予約がとれました。
当初、東京オリンピックと同様2020年に行われる予定でしたが、万博もオリンピック同様2021年に延期になりましたので、いったん払い戻しをして、再予約することになりました。また、当時2月に渡航予定で予約をとっていましたが、コロナの関係上、万博最終月の3月上旬に渡航となりました。
■ボーイング777-300ER ファーストクラス
今回搭乗したのは、エミレーツ航空のボーイング777-300ERのゲーム チェンジャーと呼ばれる一番新しいタイプのファーストクラスです。
本来は、東京(成田)-ドバイ間は、エアバス380が飛んでいるはずなのですが、コロナの影響で777-300ERでの運用に変更されています。
東京(羽田・成田・大阪)~ドバイ間が、135,000マイル(空港税等2,460円)でファーストクラス航空券に交換できましたが、2021年8月末をもって、ファーストクラスへの交換が終了してしまいました。
■座席まわりの紹介
777の新しいファーストクラスは、ファーストクラスだけ、全面リニューアルされたもので、1:1:1の座席配置です。この配置が2列しかありませんので、6名が定員となります。往路は4人、復路は自分だけ(1人)の乗客でした。
正面のでっかいディスプレイ(40インチくらい?)と、窓側にタブレット仕様のサブディスプレイ。ほぼ正面の画面と似たことができます。
上2枚の写真がサブディスプレイ画面です。「モニターで閲覧」を選ぶと、サブディスプレイの画面を正面のメインディスプレイに写すことが可能です。
あと、ベッドモードにしたときに使えるように、壁の端に小さな液晶ディスプレイがあります。
ベッドにした際、ちょうど顔の部分にこのディスプレイがあります。このディスプレイで照明や空調の操作、トイレの空き状況、到着までの時間を確認することができます。なお帰りのフライトでは、なぜかフライトインフォメーションだけエラー表示が出ていて使えませんでした(残り何時間のフライトかわからないのは不便でした)。
扉を閉めると、天井まで完全個室。左前の窓も閉まります。A380のファーストクラスは、上は壁がなく、上からのぞき込むと室内が見えてしまいましたが、B777のファーストクラスは完全に上まで壁で囲われていますので、プライベート感があります。
室内をパノラマモードで写すとこんな感じになります。こちらは行きと逆の1Aの座席で写したものです。イメージ、少しはつかんでいただけますでしょうか?
■ベッドモードの様子
では、ベッドモードにした時の、往路(1K)、復路(1A)の写真を載せました。
基本的に左右が逆になるだけです。正直、寝返りを打てるほど、ベッドの幅は広くはありませんでしたが、復路はかなり寝ることができました。
往路は、成田を飛び立って、到着まで、気流の関係か、かなり揺れていて、時々シートベルトサインが点く状態でしたので、正直、あまり寝られなかったのですが、復路は軽食食べてすぐベッドモードにしてもらい、それから上海上空まで熟睡できたので、揺れも少なくかなり良かったです。
■食事
食事は往復夜行便のため、よく見かけるフルコースで料理が出てくるようなスタイルではありません。出発の際、軽食等を頼めますし、着陸少し前には朝食相当のものを頼むことができます。最近食事の提供の仕方が変わったらしく、いつでも食べたいときにオーダーする方式に変わっていたようです。
往復とも、軽食はキャビアの盛り合わせをお願いし、往路の朝食はオムレツを、復路の朝食は焼き魚定食をお願いしました。
キャビアを単体で食べるのは初めてだったので、玉ねぎを刻んだもの、パン、クッキーのようなもの等、付け合わせのようなものと一緒に食べました。かなり美味しかったです。
飲み物はソフトドリンク、ワイン等、数多くありますが、生絞りオレンジジュースが美味しいとの事前情報で最初はそれを。
キャビアは、ファーストクラス感ありましたが、他はあまりビジネスと変わらない感じでしょうか。焼き魚定食’(和食)は、白身魚がかなり美味しかったです。
■アメニティ類
アメニティは、ブルガリのバッグに入っている化粧品や男性用なのでアフターシェーブローション等の他、机のところにあるパック、ファーストクラス用パジャマとなります。
これらは丸ごと持ち帰ることが可能です。
■総評
日系の航空会社のようにきめ細やかなサービスとまではいきませんが、特にハード面はかなり充実した設備でした。
座席は、選択できるのであれば、一列目は1Kがお勧め、逆に1Aは隣の個室が真横にあるので、お客さんがいると、ドアを閉めないとちょっと気になる感じでしょうか。
逆に2人で旅行される方は、1Aとその隣を取れば通路を挟むことになりますが会話ができます。真ん中の席は、ドアと逆側は、バーチャルウィンドウと呼ばれている偽物の窓があります。実際風景もカメラで撮った画像が写り、違和感ない感じなので、結構驚きの技術というか仕様になっています。
ソフト面も、トイレはいつ行っても、きれいに掃除された状態に保たれていますし、リクエストすれば記念写真をチェキで撮って台紙に入れて渡してくれます。
自分は、あまりアルコールをバンバン飲むほうではないので、ちょっとその点では損をしている感はありますが、快適な旅が出来たので、満足度は高いです。あえていえば、知らないとリクエストできるかわからないサービス等があるので、最初に説明が欲しいなとは思いました。
映画好きな方は観るのかもしれませんが、夜行便だったことと、自分はスカイマップ(ナビゲーション画面)を見ているだけで満足する人なので、エンターテイメント利用の感想が書けないので残念です。逆にナビゲーションの写真は結構撮りましたので最後に何枚か載せておきます。ご覧いただき有難うございました。