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修行をすることになった理由
現在、ANAではコロナウィルス対策として、機内サービスの縮小などを行っています。それと同時に、今年の1月から6月までのプレミアムポイントという、ANAの上級会員になるために必要なポイントを2倍付与するという特別措置を行っています。修行することになった最大の理由はこれです。
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どれくらいで修行が完了するか
既に自分は、東京ー>石垣、石垣ー>東京間でANA便を利用していて、本来、帰りはマイルを使った特典航空券で帰る予定でしたが、急遽この特別措置が決まった段階で、通常のチケットに替えて搭乗しています。
また4月は屋久島に行く予定もあり、本来、東京ー鹿児島間でJAL便を使う予定だったのをANA便に変更しています。
この石垣往復と鹿児島往復に、東京ー那覇間を2往復することにより修行が完了します。本来では、この2倍の距離を乗らなければいけないのが、半分で済む事は今まで例がなく、1月から修行をしている人は、既に修行が完了している可能性があります。
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修行をするとどういう良い事があるのか
そもそも航空会社の修行により、どのようなメリットが得られるのでしょうか? これはANAもJALも似たようなシステムとなっており、一度、ANAだとプラチナメンバー、JALだとサファイアというメンバーになると、特別なクレジットカードに入会できることになり、このカードを維持することにより、一生、ANAやJALの上級会員になることができます(ANAだとスーパーフライヤーズカード、JALだとJALグローバルクラブ)。
これになると、まず、航空会社のラウンジがエコノミーでも利用できます。預けた手荷物をプライオリティ(優先)で受け取ることができます。搭乗時、大きな空港では優先チェックイン、手荷物検査場を使えます。席のアップグレードが行われることがあります。また、同じアライアンス(ANAだとスターアライアンス、JALだとワンワールド)の航空会社でも同様のサービスを受けられます。
1度達成できると、クレジットカードを継続するだけで、これらのサービスが半永久的に受けられるというのが、修行する方が多い理由です。
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そもそも上級会員とは
会社で頻繁に海外出張に行かれたり、国内出張に月に何回も行き、その度にANAやJALを利用してくれている人を優遇したいというシステムが上級会員という制度です。そのため、マイルは飛行機に乗らなくてもいろいろな方法で貯めることができますが、上級会員になるためのポイントは、必ず飛行機に搭乗しなければなりません。また、修行や苦行と言われるように、通常山のように飛行機に乗らなければ取得できないので、かなりのハードルがあります。
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私の取得スケジュール
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費用はどれくらいかかるのか?
実は、この修行。意外と費用がかかります。基本的に早割**とかスーパーバリュー**という普通航空券より安い運賃だと、もらえるポイントが少なくなってしまい、修行がきつくなります。そのため、プレミアムクラスで東京ー那覇を往復するのが一番の早道なのですが、片道5万円程度するため、修行をクリアするにはかなりの費用がかかります。
ただ、私のように陸マイラーのような感じでマイルを沢山持っている場合だと話が違ってきます。マイルからANAだとANAコインに一定倍率で替えることができ、これを使う事により、飛行機代に充当することが可能です。
そのため、今回の修行は、東京ー>石垣便のプレミアムクラスの費用(5万円くらい)と、鹿児島ー>東京便のコインが足りない一部負担(7千円くらい)。あとは修行ですが一泊する旅があり、その宿泊費用(1万7千円くらい)しか、お金がかかる事は発生しておらず、他はすべてマイルから変換したANAコインで払っています。
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注意点
一番の注意点は、クレジットカードを作ることができない人は、せっかく修行をしても、スーパーフライヤーズカードやJALグローバルクラブのカードが作れないため、翌年以降ステイタスの維持ができません。そのため、お若い方は修行されてもメリットがないです。できれば修行が完了する前に上級会員の資格を付与できるクレジットカードを作っておくことにより、審査落ち等のリスクを低減することができます。
また、ただいま全世界的にコロナウイルスが流行しています。日本は現状、感染爆発のような事態は起きていませんが、それこそ有事になれば飛行機に搭乗する事態がリスクになります。航空会社も機内の空気交換を高速にさせたり、特別なフィルタをつけたりと対応はしています。なので、個人的には2倍になっている期間内でも早めにクリアしたほうが良いのではないかと思っています。
- 補足情報
実際いくらかかるかを、おおざっぱな感じでお知らせした記事を書きましたのでご興味ある方はご覧ください。 - この記事が皆様のお役に少しでも立てればと思っております。見ていただきありがとうございました。