旅鉄「かる」の旅日記(鉄道、自動車、飛行機、宿)

鉄道や飛行機を使った旅レポートや日常感じた事を投稿

  • このブログは、旅鉄「かる」が旅した「国内」「海外」旅行及び、趣味の鉄道に乗った旅行記を掲載する目的で作成したものです。皆さんが旅に行った気分になれるようなブログを目指しております。
  • [NEW]2022/3 3月上旬にEXPO 2020 Dubai(ドバイ万博)に行ってきました。コロナのまん延する中で、行くか行くまいか悩んだことや、いざドバイ万博に行ってみて、どうだったのか。また後半はドバイの市内観光の様子も掲載する予定です。お楽しみください。万博初日から観たい方はドバイ万博初日からからご覧下さい。

精神的に辛い方、生きているのが辛い方へのメッセージ

  • 精神的に辛く、生きているのが辛くなってしまっている方へ

 このページの作者も、就業している時に、うつ病を発症し、双極性障害という病と闘ってきました。学校や会社に行きたくなくなったり、生きているのが辛くなったり、この世からいなくなったら・・・と思った時は、ある意味、心がアラームを鳴らしている状態です。いったん休んでみて、よくなったら学校や仕事を再開するというプロセスを考えてみて下さい。

 このような時は、信頼できる友達や先輩、またご両親がいらっしゃれば、相談してみるのも手だと思います。もし、そういう方がいない、または両親にはちょっと言えないという場合は、勇気を出して心療内科や精神科を受診するのも一つの方法です。

 心が苦しい時は、どうしても、この先生きていても辛いのが続くだけだと思ってしまい、自死を考えたり、実行に移す直前まで行ってしまう方がいます。そんなときは、ちょっとハードルは高いかもしれませんが、心療内科や精神科の診察予約をとってみてください。基本的に初診はかなり時間がかかる場合が多いので、医療機関では予約制をとっている場合が多いです。少し時間がかかってしまいますが、それまでは、なんとか耐えていただき、医療機関を受診してください。

 また、自分の悩みや辛さを、信頼できる友達などに聞いてもらう事で、少し気持ちが楽になる方もいらっしゃると思います。またそういう方がいらっしゃらない方は、電話相談窓口がありますので、そちらを利用して下さい。(下のほうに連絡先を書きました)

  • 世間はそんな狭くはないよ

 どうしても、小中高校生くらいまでは、生活範囲が学区域くらいに限られ、学校のクラスメイト、先生、ご両親、親戚の方、といった狭い範囲の付き合いになることがあります。そういった中で、嫌な事があったり、いじめられていたり、心が苦しくなると、逃げ場がないように感じると思います。

 でも、場合によっては学校を変えたり、ご両親と相談して一時的に違う土地に引っ越したり、学校は通信制の学校に変えたり、と嫌なことから逃げる手段は意外とあると思います。 

  • 自分で良ければ相談にものります

 相談できる人がいない、という場合は、頼りになるかわかりませんが、筆者宛てに相談メール等送っていただければ、最大限、解決法を一緒に考えていけるのではないかと思います。ただ決めるのは本人やご両親となりますので、その点はご了承下さい。

 もし相談希望の方がいらっしゃいましたら、TwitterのDMからお知らせ下さい。Twitterへのリンクはプロフィールのページにあります。

 自分は精神保健福祉士等、医療の資格を持っている訳ではありませんが、通信制高校の先生をやっている友達等も紹介できます。一時、いじめにあっていたこともあります。乗り越え方や逃げ方を含め、一緒に考えていけたらと思います。

 もう少し医学的プロに相談したいという場合は、下の診療内科や精神科等を受診する方法についても書きましたのでよかったら参考にされて下さい。

 初めて心療内科や精神科にかかる方は、なかなかイメージしにくいと思いますが、基本的には、精神科の先生と患者とで話をすることで、病名を探っていったり、薬を検討したりします。初診は1時間ほどの時間をかけてくれるクリニックも多いので、行く前に自分が辛いと思っていることや、死にたいと思うことなどをノートにまとめて持っていくと、先生との話がスムーズに進むと思います。

 また、初診に関しては、ご両親や親戚の方等の同席を求められるクリニックもあります。難しい場合には、かかるクリニックに相談して下さい。

 基本的に、自死(自殺)を考えてしまっているような方は、入院を勧められることが多いです。そこまでいかなくても、心は辛い、という方は、薬物療法をとり、1週間おき、または2週間おきに診察を受け、効果を確認する流れとなります。

 もし、うつ病や、双極性障害(そううつ病)、統合失調症パニック障害発達障害等病名が確定すると、医療費の負担を3割から1割に減らす制度がありますので、そちらを申請して、診察を継続することになります。(注:入院費用は対象外です)

 うつ病双極性障害と言われた方で、診察を終えてもまだ死にたい気分から抜け出せないような場合は入院を勧められます。一般の内科や外科の入院とは違い、あくまで「ゆっくり休んで静養する」ための入院のため、2週間以上、等長く入院することが多いです。自分もそうでしたが、入院するとなると、社会やネット等の世界から隔離されてしまうのではないかと、逆に不安が増してしまう場合が多いと思います。しかし、一旦入院してみると、意外と思っていたよりは悪いところではないな、と自分は思いました。ただ私が入院した頃は、まだスマホタブレットなどが普及していない時期だったため、インターネットがなかなか使えない状態で、なんとか外出させてもらって、ネットカフェ等でアクセスしました。今は、通常、スマホタブレットは持ち込めると思います。

 病院によって、閉鎖と呼ばれる自由に出入りができない病棟しかない場合と、開放と呼ばれる、かなり自由に治療を行っていない時は外出できる病棟があります。開放病棟でホテルライクな病室で静養できる病院もあるのですが、まだ数は小さいです。主治医の先生に相談されて、どの病院に入院するか検討されてください。

 ホテルライクな病院として、関東では、東京都江東区に1つ、埼玉県越谷市に1つあります。また閉鎖でも個室タイプの病院もあります。

 筆者の経験からですが、入院することにより、症状が軽くなる事が多く、入院する前に思っていた不安も意外となんとかなるものだと思っています。

 精神科の薬物療法とは、うつ病の場合は、抗うつ薬と呼ばれるものを飲んで回復を目指します。双極性障害の方は、病状によって抗うつ薬が使えない場合が多いので、代わりとなる薬で気持ちの上がり下がりの安定を目指します。

 精神科の薬は、脳に作用するものですので、人によって副作用が出ることがあります。若干の記憶障害や、性的な機能の障害等です。もし副作用が出た場合はすぐ主治医と相談して、薬を替える等の措置を行ってもらって下さい。

 また精神科の薬はある程度の期間飲み続けないと効果が出ないものが多いので、途中であきらめてしまうことなく、最低2週間くらいは服用されることをお勧めします(薬によっては途中でやめると、違う副作用がでる場合があるので、必ず主治医に相談して下さい)。

  • 精神科通院の助成制度

 はじめに)筆者は東京都在住なので東京23区内の制度についてしかわかりません。他の地域では、他の制度などがある場合があるので窓口で問い合わせてください。最初に書いてある障害者自立支援医療(精神通院)に関しては全国共通です。

 通院で利用できる医療費助制度として、障害者自立支援医療(精神通院)という制度があります。市区町村の窓口で診断書の用紙と申請用紙を貰い、主治医に診断書を書いてもらうことにより利用できます。基本的は精神に関する医療に関しては1割負担。また、所得金額により月額で上限制度があります。

自立支援医療(精神通院医療) 東京都福祉保健局

 また所得が少ない方では、都道府県によってはさらに助成制度があるところがあります。東京都は、基本的に住民税非課税世帯及び低所得者の方の、自立支援医療の上限金額分を全額都が負担してくれる制度があります。詳しくは市区町村の窓口でお尋ねください。

東京都医療費助成制度 東京都福祉保健局

 国の制度で、障害を持っている人に、もっと外に出てもらいたいという趣旨だと思うのですが、精神障害者福祉手帳という、障害者手帳に相当するものがあります。こちらを発行してもらうためには主治医の診断書が必要ですが、自立支援医療と一体化した診断書がありますので、同時に申請することをお勧めします。

 利点としては、交通機関を障害者料金で利用できたり、水族館や博物館、美術館等も障害者料金(半額または無料)で鑑賞できたりします。また年末調整や確定申告の際、障害者控除(軽い方は27万円)が受けられます。逆に欠点はないのかという質問が時々ありますが、持っている事が公表されることもありませんし、手帳を出さなければ、一般の人と同じ扱いですので、デメリットはないと思います。

  • 受診しているけれど、先生があまり話を聞いてくれない等お悩みな方へ

 現行の医療保険制度では、よほど症状が重くなければ、待ち時間は1時間以上なのに、診察時間は4~5分。これでは全然良くならない。と思われている方も多いのではないでしょうか?大きな病院だと待ち時間は長くなりがちで、診察時間は短くなる傾向にあります。先生の相性等もあるかと思いますが、大学病院等よりは個人クリニックのほうがまだマシと言えますが、とても30分とか長い時間はとってもらえません。

 この問題を解決するためには、地域包括支援センターといわれるような、市区町村が開設しているメンタルに関する機関を活用するのが一つ。また家などの事情で居場所がない方のためには「精神科デイケア」に参加する。あとは、あまり知られてはいませんが、訪問看護師さんに来てもらうという方法があります。

 地域のセンターがあるところでは、かなり場所により差がありそうですが、面談をしてもらえたり、電話で悩みを聞いてもらえたりするところがあります。なかなか人に話を聞いてもらいたい方にはお勧めですが、自治体によりない場合があります。

 精神科デイケアについては、住んでいる近くの病院で実施しているかどうかによります。遠い場所だと通うのが難しくなりますので、近くの精神科の病院でデイケアを実施しているかどうか調べるところから始めて下さい。デイケアの頻度(毎日か週1回か)、また内容(書道やスポーツ等、時間割でやることが決まっているところもあり、集った人たちで話をしたりするだけのものもあります)がかなり違いますので、自分に合ったデイケアを探すのが意外と大変です。こちらは基本的には自立支援医療が適用されます。池袋エリアの病院だと無償で行ってくれているところもあります。

 訪問看護師さんに来てもらう場合は、事前に前記の地域包括支援センター、もしくは市区町村の障害者関連の窓口に相談して下さい。障害者自立支援医療(精神)の枠内で利用することが可能です。訪問看護師さんに来てもらうためには医師の診断書が必要ですが、この診断書相当のものに限り、市区町村が費用を負担するため、診断書作成料の自己負担はありません。基本的に区→主治医に送付されるので、申請は市区町村の窓口です。

  ほかにも民間のカウンセリングを受けるという手もありますが、こちらは100%自己負担になりますので、最後の手段(いままで書いた窓口すべてが使えない等)になるかと思います。

  • 家で静養している等で生活が厳しい方や実質就労が不可能な方へ

 生活の助成に関する制度としては、多くの方に知られている生活保護という制度と、障害年金という制度があります。

 生活保護はかなり有名ですのでご存知の方も多いと思いますが、対象となる方の総資産額や持ち家か賃貸か、自家用車を保有しているか、等、最低限の生活ができないという確証が得られないともらえません。また地域性もありますので、対象となる方の条件はかなり変わってきます。また、ご両親等に扶養してもらっていたりする場合は、そのご両親も生活保護の基準にならないともらえない、というかなり条件が厳しい制度です。これ以上は私も詳しくないので、市区町村の相談窓口でお尋ねください。以前は市区町村の窓口で門前払いという事もあったようですが、申請する「権利」はありますし、かなり世間的に問題になったことがあるので、現状は相談にのってもらえるはずです。

 障害年金国民年金や厚生年金を払っている期間中に、なんらかの障害になってしまった時に給付される年金制度です。身体障がい者の方向けは有名ですが、精神の疾患の方でも利用できます。こちらは、最初の申請自体がかなり大変な作業でハードルが高いです。

 初めに書いたように年金を支払っている期間に疾患が起こったという事が条件ですので、初診日が障害年金の受給条件に当てはまるかが重要で、それにより障害国民年金か、障害厚生年金かも決まります。また年金に加入していない20歳以下で発症した場合には救済措置があるようですので、日本年金機構のページでご確認下さい。

 こちらは、障害年金を請求する用紙群に、自ら症状について時系列で記載する用紙がかなりあり、さらに医師の診断書も必要です。また先ほど書いたように初診日が重要となりますので、初診日が明確な証拠のような書類も必要です。年金事務所に提出し、障害年金受給対象者と認定されれば、年金証書が送られてきて、隔月に年金が給付されます。金額は障害の等級により異なり、1級から3級(3級は厚生年金のみ)があり、数字が少ないほど重度です。また本来、こうであるべきではないのですが、昨今の年金財政の関係から審査が厳しくなっています。これは高齢者の介護認定においても同じ事が起きています。そのため、本人が書く症状に関する用紙と主治医の診断書によっては年金請求が却下されることもありますので注意が必要です。

 また老齢年金や身体の方の障害年金のように一度申請したら亡くなるまでもらえるという制度ではなく、精神疾患が軽くなることも想定されますので、1年~3年おきくらいに、継続認定をしてもらうため、既定の診断書を提出する必要があります。

障害年金|日本年金機構

  • お勧めできない相談場所

 筆者がお勧めできない相談場所として、ネット上の悩み相談の掲示板などがあります。どうしても、前に書いた電話相談等がなかなかつながらない等の理由で、例えばYahoo知恵袋のような、質問を書くことにより、ネットにアクセスしている人からアドバイスが届くところです。

 なぜお勧めできないかといえば、答えてくれる人が、医師や専門知識を持った人ではないことが挙げられます。最悪の事例では自殺を勧められたり、本人が深刻に悩んでいる悩みを軽く言われ、そんな人はほかにも沢山いるなどと言われる例です。もちろん、丁寧に適切なアドバイスが得られる可能性も0ではありませんが、状況がさらに悪化する可能性があるので、お勧めできません。ぜひ精神科医や精神科に特化した看護師さん、ソーシャルワーカーさんのようなプロがいる窓口を頼って下さい。

  • 参考になりそうなホームページ

1)厚生労働省 みんなのメンタルヘルス(総合サイト)

  患者さんも、親御さんも参考にできる内容が載っています。

  https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

2)電話相談の窓口 よりそいホットライン等

  私のページで触れている投稿がありますので、そちらを参考にしてください。

  電話で話を聞いてもらいたい人のためのページです。

  https://www.karuchan2.com/entry/2020/01/12/021032