ドバイから日本に帰国時の必須書類、「PCR陰性証明書」の入手方法(自分が行った方法)と、「ファストトラック申請」のやり方について記載します。
1)PCR陰性証明書の入手
a)検査の申込み
ドバイ市内の大きなホテルでは、PCR検査を依頼することができますので、そのような場所にお泊りの場合は、ホテル(コンシェルジュやフロント)に予約をお願いして、希望の日時に現地看護師が検査のために部屋まで来てもらう手配をします。自分の場合は翌日の朝9:30の予約でした。なお、搭乗する飛行機出発の72時間前の証明書が必要ですので、検体採取日時には十分気を付けて下さい。
b)検査
時間になるとフロントから電話があり、PCR検査申し込んだかどうかの確認があり、その後、看護師の方が部屋まで来られます。鼻に入れて検体を取る検査になります。
最初、そこで、厚生労働省フォーマット(日本フォーマット)をお願いするのですが、これがなかなか大変です。用紙を差し出して、日本に帰国するのに必要だと伝えているのですがなかなか理解してもらえません。最終的には持っていってもらえましたが、場合によっては記載してもらえない事態も発生する可能性が高いです。
今回の場合、必死に必要性を訴えて、持って行ってもらいましたが、その後も困難は続きます。
場合によっては記載してもらえない事態も発生する可能性が高いです。
今回の場合、必死に必要性を訴えて、持って行ってもらいましたが、その後も困難は続きます。
c)結果
夕方には、結果がPDFでメールに届きます。しかし、渡した厚生労働省フォーマットは添付されていません。メールの問い合わせ先に、いつ頃送られてくるのか質問しますが、なかなか理解してもらえません(結局同じ現地フォーマットのものが送られてきました)。
現地フォーマットには、氏名、生年月日、パスポート番号、医師の名前とサイン、病院の押印がされているので、必要事項を満たしていますが、万一の事も考え、厚生労働省フォーマットが欲しいです。
厚生労働省フォーマットへ記載してもらう際、万一の記載ミスを防ぐため、本人の記載が認められている部分の記載は、自らで行うことをお勧めします。(氏名、生年月日、国籍、性別、パスポート番号)
結局、いろいろやり取りした結果、ホテルの部屋に厚生労働省フォーマットの紙が届いていました。
通常、メールにPDFが添付されて届きます。ホテルのフロント等で紙に印刷してもらってください。PDF等の電子媒体での入国はできませんので、紙への印刷が必須となります。
2)ファストラック(My SOSアプリから)の申請
ファストトラックの申請は意外と楽ですので、やっておくことをお勧めします。ドバイ国際空港のチェックインの際、また日本入国時に書類がほとんどいらなくなるので便利です。なおすべての手続きを、搭乗便到着予定日時の16時間以内に事前申請することが必要ですので、利用される方は出国前に必ず行って下さい。
ファストトラックに関する公式の説明ページはこちらです。「ファストトラック」
My SOSアプリから、ファストトラックに必要な情報をスマートフォンから入れることができます。
質問票、誓約書のスマホ上からの入力、PCR陰性証明書の添付(何枚か添付できるので厚生労働省フォーマットと現地のものと両方添付ました)、ワクチン接種証明(3回のブースター接種されている方)をアプリに入れることができます。
My SOSアプリが、質問票と誓約書については「入力済」、PCR検査及び接種証明については「審査中」となればOKです。
自分の場合、2時間弱で、「審査中」から「審査完了」に変わり、赤だったMy SOSの画面が緑色に変わります。これでOKです。なお、接種証明が2回等条件を満たさない場合は黄色の状態になると思います。
少なくとも、PCR陰性検査が「審査完了」になれば、日本へ入国可能はほぼ確定ですから安心です。ファストトラックの申請については、Youtuberのダイスケさんチャンネルで詳しく実演されていますのでご参考にされて下さい。
なお、動画では関西空港についてと言われていますが現在は成田も対応しています。
3)補足注意点
まず厚生労働省フォーマットへ書いてもらえない場合ですが、必要事項が揃っていれば問題ありません。氏名、パスポート番号、生年月日、年齢、性別などの記載が間違っていないことを確認してください。またUAEに関しては医師の氏名やサインが必要となりますのでご注意下さい。
厚生労働省フォーマットに全て記載があれば問題ありませんが、別紙の検査結果とのリンクがちゃんとできていることが必須です。
ワクチン接種に関しては、ワクチンパスポート(アプリ版)でも可能かと思われますが、紙バージョンがあると、写真をとって送る形になりますので便利です。(一部の画像については、株式会社アムネットさんのものを使わせていただいております)