エミレーツ航空のファーストクラスやビジネスクラスを利用してドバイ国際空港第3ターミナルから日本に帰る流れを記載しました。コロナの影響で一部ラウンジが閉鎖されている状況(2022年3月現在)での情報で記載しております。
エミレーツ航空が利用するターミナル3は、コンコースAからCまで3つに分かれており、初めて利用する方にとってはかなり判りにくいのでメモ代わりに記載しました。
1)オンラインチェックインと、搭乗券発券と荷物預入れ方法
JALのマイル交換でエミレーツのファーストクラスでの帰国での流れを記載します。おそらくビジネスクラスも流れは同じだと思いますので、参考にご覧ください。(注:現在、エミレーツ航空のファーストクラスはJALマイル交換では予約できなくなっています。ビジネスクラスまでとなります。)
なお、エコノミーでラウンジ利用が厳しい方は、あまり早くチェックインをしてしまうと、空港での時間潰しが大変ですのでご注意下さい。エミレーツ航空エコノミークラスの場合でラウンジを利用したい場合は有料で利用することができ、ビジネスクラスラウンジは税抜き150ドル、ファーストクラスラウンジは税抜き300ドルで利用することが可能です。また、プライオリティパスの公式ホームページによると、プライオリテパスをお持ちの方は、利用できるラウンジが各コンコースにあります。ただ最大滞在時間がラウンジ毎に決められていますので注意が必要です。
私の場合、出発が翌日の02:50発、ホテルでのレイトチェックアウトを16:00にして、Uberのタクシーでターミナル3へ向かいました。街の中心部から空港までは30分くらいで到着します。注意点としては、ファーストクラスとビジネスクラスの入口(タクシー降車口)とエコノミークラスの降車口が違う点です。ファーストとビジネスは同じエリアでのチェックイン(ファーストが手前にあり、ビジネスが奥にあります)となります。
無事、チェックインをして搭乗券をもらい、荷物を貰うまではできましたが、まだどのゲートから出発するか決まっていない状態でした。チェックインをしてくれた係員が、まだ出国ができないような事を言っているので不安になってきました。24時間前ならできるという情報や、8時間前でないとできないという情報があり、どれが正解だかわかりません。私の場合、その時点で出発まで10時間ありました。
2)出国審査
かといって、他にすることはありませんので、恐る恐る出国ゲートのあるところに向かいます。入口に搭乗券をチェックする人がいて、その人に見せると、スマートゲートへ行けと言われ、出国できそうです。たぶん出国可能かどうかは、この係の人にかかっていると思います。運が悪いとまだ出国できないと言われかねない感じではあります。
パスポートと顔認証で、出国手続きは完了。その後、手荷物検査を受け、セキュリティエリアに入ることができました。手荷物検査は他国に比べ緩め。時計は外せと言われ、バックと金属に反応しそうなものを全部出して、金属探知機を通過。特に問題なく検査は終わりました。
3-1)空港のエミレーツ航空ラウンジへ
成田等の免税品コーナーは全滅していましたが、さすがドバイ。ほとんどの店がやっています。チェックインと出国審査は、第3ターミナルのコンコースBというエリアで行われるため、手荷物を受け取ると、コンコースBのゲートエリアに最初に入ります。
コロナのため、エミレーツ航空のラウンジはかなり閉まっているので注意が必要です。2022年3月8日時点では、ファーストクラスラウンジはコンコースBのみ営業中。ビジネスクラスラウンジは、コンコースAとコンコースBのみ営業中で他は閉まっています。
ラウンジの大きさでは、コンコースAが一番大きく、次がB、最後がC(一番小さく古い)となります。本来エミレーツのラウンジはすべてのコンコースにありますが、現時点ではコロナの影響でファーストクラスはB、ビジネスクラスはAかBしか選べません。
3-2)プライオリティパスをお持ちの方が利用できるラウンジへ
クレジットカード会社等の会員が獲得できる「プライオリティパス」を利用できるラウンジの最新情報は、プライオリティパスの公式ホームページを参照下さい。
2022年3月10日現在で利用できるラウンジは、コンコースAとコンコースCは「Marhaba Lounge」と「Sleep 'N Fly Sleep Lounge」が、コンコースBは、ラウンジが3つ利用できます。AとCにあるSleepと呼ばれるラウンジは、カプセルホテル風で横になれるスペースが利用できるラウンジで12時から22時は3時間、22時から12時は2時間利用できるようです。3-1)のエミレーツの横になれるラウンジは、180度横にはなれないので、寝たい方は、プライオリティパスのSleepラウンジのほうが良いかもしれません。ただ、毛布や枕、ベッドシーツはオプションで別料金がかかることや、意外と静かではないというレビューもあるので、留意する必要があります。
また「Marhaba Lounge」等は利用時間に上限があります(4時間または3時間など)。
4)空港の構造による移動時間に注意
ドバイ第3ターミナルは、コンコースA、B、Cと分かれています。コンコースAからBは基本徒歩での移動。コンコースBからCはシャトル(鉄道)での移動となります。実質第3ターミナルに直結しているのはコンコースBとなります。エミレーツ航空利用の場合は、ターミナル3でチェックインをします。ゲートがCだといってターミナル1でチェックインはできませんので注意して下さい。
<コンコースA>←シャトル+徒歩(最大15分)→<コンコースB(ターミナル3直結)>←徒歩(最大20分)→<コンコースC>
コンコースBからコンコースCは基本、歩いて最大20分かかるため、搭乗時刻に間に合うように注意して移動する必要があります。また、最終的なゲートは、現在の成田行きにあたるAM2時出発の場合、19時前に空港の出発インフォメーションに提示があります。チェックインの際のエリアと異なる場合があるので、必ず確認して下さい。
ゲートA**と書いてある場合はコンコースAから出発します。ゲートBはコンコースB、ゲートCはコンコースCからとなります。特にコンコースAに移動するためには、直結しているコンコースBから、20分近く歩くことになりますので、乗り遅れないように注意が必要です(ファーストクラスの場合、レセプションでお願いすればカートで送って貰えます。カート移動は10分くらいです)。
私の場合、チェックインした際は、ゾーンAと記載されていたので、コンコースAから出るはずでしたが、途中でゾーンCに変更され、最終的にはゲートCから出ることになりました。エミレーツのラウンジは現時点でゲートAとCしか現時点では営業していないので、移動時間を考えて行動する必要があります。
5)エミレーツ航空ファーストクラス・ビジネスクラスラウンジでできること
ファーストクラスラウンジを利用した場合を記載しています。なお、ビジネスクラスラウンジでも、規模の違いや料理の種類に差はあると思いますが、できることはあまり変わらないと思います。詳細はエミレーツ航空のホームページを参照下さい。
- 食事
- 食事はブッフェ形式のものと、コースで頼めるものと2種類あります。ディナーに相当するアラカルトは、18:00から提供可能ということで、インターナショナルというコーナーとジャパニーズというコーナーがあり、後者では握り寿司を依頼することができます。下手なレストランよりサービスは非常に良いです。
- マッサージ
- タイムレススパというカウンターで15分のマッサージを受けることができます。こちら予約制なので、ラウンジに到着したらすぐに予約を入れることをお勧めします。肩中心、足中心等メニューが4種類くらいあります。
- 仮眠室
- クワイエットルームというところがあり、ブランケット完備でお水も置いてあるスペースです。カーテンで仕切ることができますが、180度倒れて寝られるわけではないので、休息コーナーという感じです。
- カートの依頼
- 自分の場合、ラウンジはBコンコース、搭乗口はCコンコースということで、20分以上歩かないとたどり着けないところからの搭乗となりますので、ラウンジのレセプションでカートを依頼しました。
時間を指定されますので、その時刻にレセプションに行きましょう。実際乗って移動をしましたが、20分以上というイメージで、かなりの距離があります。特にゲートがCの場合は気を付けて下さい。(ゲートがAの場合は、シャトル(列車)に乗ることができますので、歩く時間を短縮できます。
- 自分の場合、ラウンジはBコンコース、搭乗口はCコンコースということで、20分以上歩かないとたどり着けないところからの搭乗となりますので、ラウンジのレセプションでカートを依頼しました。
- 喫煙室
6)失敗談
あまりに早い時間にチェックインしてしまい、空港でかなり暇になってしまいました。個人的には、最後の日も万博に行っておけば良かったと後悔しています。帰国日前日は、飛行機が翌日2時過ぎなので、充分観光する時間があります。ラウンジを楽しむのも一つの手ですが、1日観光にあてておいてからチェックインしても良かったなと思いました。
エミレーツ航空の一番大きくて豪華なターミナルAのラウンジはコロナにより閉鎖されています(ビジネスクラス用は営業しています)。当日の時間の使い方を検討されることをお勧めします。